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ダッチオーブン基礎知識
ダッチオーブンは、アメリカ西部開拓時代に多くの人々に愛され、開拓者たちの台所を支えてきました。ダッチオーブンを簡単に言えば、鋳鉄製のフタ付き鍋。しかし、ただの鍋とは違います! 鋳鉄は、蓄熱量が多く、保温性が高い。そして熱伝導性が低いので、局部的に加熱されることがなく、熱が全体にくまなく穏やかに伝わります。また、その鉄鍋にぴったり合わさるように作られたズッシリ重いふたでしっかり密閉することによって、圧力鍋の効果が得られます。ダッチオーブンひとつで、煮る・焼く・蒸す・揚げる・炒める・ゆでるといったあらゆる料理を、実に簡単に、しかもおいしく出来てしまう「魔法の鍋」なのです。

シーズニング(慣らし)について
新品のダッチオーブンには、表面に無数の微小孔があり、初めて使う前には、それを油でうめる「シーズニング」をする必要があります。シーズニングをすることによって、鋳鉄の表面に油がなじみ、被膜ができ、滑らかになり焦げ付きを防ぐことができるのです。シーズニングは時間をかけて、丁寧に行うことにより油が本体に染みこみ鍋本体が丈夫になり、錆に強くなります。お使いいただく前に必ず行ってください。
※但し、「ロジック」シリーズはすでに工場出荷時にシーズニングをしてありますので、お貫い 上げ後のシーズニングは不要です。
シーズニング手順
1. 出荷時に錆止めのためにワックスコーティングされております。シーズニングの前段階として、先ず中性洗剤かクリームクレンザーでスポンジ等を使いワックスを洗い流してください。水気をふきんで拭いたあとコンロで温め、水分を完全にとばして下さい。
2. まず、ふたのシーズニングから始めます。ふたの表と裏にオリーブオイルをキッチンペーパー等で薄くまんべんなく塗り、コンロでじっくり、そしてゆっくりと表・裏ともに焼きます。直接火が当たっているフタの中央部を中心に焼き色(黒っぽくなる)が付くまで焼きましょう。オリーブオイルをキッチンペーパー等で拭き取るような感じで薄く塗りますと白い煙が立ち上ってきますので、そのまま弱火で煙が出なくなるまで熱し油を拭き取ります。次第に黒くなっていくのがわかると思います。これを2〜3回繰り返してください。シーズニング後は絶対水を掛けてはいけません、割れの原因になります。時間を掛けて自然にゆっくりと冷まします。
3. 次は鍋の本体のシーズニングですが、内側は勿論のこと外側にもオリーブオイルを薄くまんべんなく塗り込みます。そしてふたのシーズニングと同様にコンロでじっくり、ゆっくり底の中央部を中心に焼き色が付くまで焼きましょう。温度が高すぎると油は染みこまずひび割れたりすることがあります。火加減にご注意下さい。オリーブオイルをキッチンペーパー等で拭き取るような感じで薄く塗りますと白い煙が立ち上ってきますので、そのまま弱火で煙が出なくなるまで熱し油を拭き取ります。これを2〜3回繰り返してください。鍋の横側も回しながらコンロにかけ、薄く拭き取るようにオイルを塗り、煙が立ち上り、出なくなったらまた薄くオイルを塗る作業を繰り返してください。全体がまんべんなく黒くなってゆくのがわかります。根気よく行ないましょう。シーズニング後は絶対水を掛けてはいけません。割れの原因になります。時間を掛けて自然にゆっくりと冷まします。
4. 鍋を冷ましたら再度コンロに掛け、鉄のにおいを取るために、ネギやショウガなどの香りの強い野菜を丁寧に炒めます。炒め終わったらたら野菜を取り除き再度油を引き野菜を炒めます。これを2回から3回繰り返してください。 これでシーズニングは終了です。最後に油を拭き取り自然に冷まします。
この作業が面倒な方は、ARCADIA直伝のシーズニングを試してみてはいかがでしょう。シーズニング用にニンニクなど香味野菜を漬け込んだオリーブオイルを使うことで香味野菜を炒めることなく鉄くささを取ることができます。

お手入れと保管
ダッチオーブンは繰り返し手をかけることによって「ブラック・ポット」に成長し愛着が増してきますので、使い終わったあとのクリーニングとお手入れには気を使いましょう。
お手入れ手順
1. 使用後は食材を鍋に残さず別の容器に移して下さい。保存目的では絶対に使用しないで下さい。そして、ペーパータオル等で軽く汚れを取り、水を満たしふたをし加熱します。沸騰したらふたをとり、ふたはお湯で洗います。
2. お湯を沸かしながら、こびりついている汚れは、ササラや木のヘラで優しく丁寧に落とします。洗剤を使ったり、金属たわしを使うのは厳禁です。せっかくのシーズニングが台無しになってしまいます。
3. 洗い終えたら汚れたお湯を捨て水洗いし、本体とフタを別々に火に掛け水気を飛ばし乾燥させます。
4. ダッチオーブンが熱いうちに、外側、内側にオリーブオイルを薄く万還なく塗って終了です。
保管方法
1. 内部に湿気がこもらないように、本体の内部に新聞紙などを丸めて詰め込みます。
2. 外気が内部を自由に循環できるように、ふたと本体の間に割り箸などでかませ、隙間を作り保管します。